電解研磨
ステンレスの光沢感をアルミ材で表現する技術
設計面・意匠性面でステンレスを使用したい時などには、光輝性陽極酸化皮膜(皮膜厚さ:20μm以上)を提案します。
アルミ合金の表面を電解研磨処理で、平滑にすることにより鏡面が得られたうえに、二次電解着色処理で意匠性も付与できます。このとき、合わせて、アルミ光輝合金をご使用頂きますと、1/3の重量でステンレスと同等の光輝製品が得られます。
ステンレスでは得られない複雑な形状にも適用できます。
代表的な施行例
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- 日本橋三井タワー(東京)
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施行年 表面処理仕様 材質・材料 2005年 電解研磨+二次電解着色
(ステンレス調仕上げ)光輝合金材
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- 上海ワールドフィナンシャルセンター(Z-4) (中国)
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施行年 表面処理仕様 材質・材料 2008年 電解研磨+シルバー 6063材
光輝仕上げ法について
使用素材
アルミニウム合金押出し材を使用します。
ステンレス光輝性付与との比較
(1) ステンレスの 光輝仕上げ |
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(2) アルミニウムの 光輝仕上げ |
表面処理仕様
表面処理仕様 | NACL特殊電解研磨+陽極酸化皮膜処理+二次電解着色処理+封孔処理(皮膜厚さ:20μm以上) |
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工程概略図 |
注:
- (1) 陽極酸化皮膜処理工程で得られる皮膜質は、使用環境・使用用途によって要求される皮膜性能に調整することが可能です。
- 対応可能な陽極酸化処理法:
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- ① 硫酸陽極酸化処理法
- ② 着色可能な硬質陽極酸化処理法
- ③ 一次電解発色処理法
- (2) 二次電解着色することによって、ステンレスのもつ重量感が得られる。